九州水道物語  by 福山の水道屋さん 2006/6
今回 研修をかねて 社内旅行を
してきました。福山からバスにて
門司〜熊本〜阿蘇〜別府〜北九州
(TOTO小倉工場)と2泊3日の旅行
でした。
まずは、関門海峡を渡って 門司に
到着。門司港は、現在門司レトロタウン
となって 観光地となっています。左の
マンションは、黒川記章の設計で
31階は、展望室となっています。
しかし 住んどる人は、休みの日は、廻りが
騒々しいんで 落ち着くんかいな?

RETRO(レトロ)という言葉は、英語の
RETROSPECTIVEの略で
(昔を懐かしむ)という意味です。
初めてなのに 何故か 懐かしい そんな町
展望室より 階下を望みます。
第一船だまりとなっていてレストラン船
ボートなどがあります。

そのまわりに 旧大阪商船、三井倶楽部
海峡プラザ、旧門司税関があります.

このような 建物が,各場所に点在して
いましたが、こちらに集められて
レトロタウンとなっているそうです。
こちらは、門司港駅 左右対称の駅舎は、
ネオ ルネッサンス洋式の木造建築で 昭和
63年には,鉄道駅舎として初めて 国の重要
文化財に指定されました。1階のトイレ内には,
幸運の水鉢という 青銅製の手洗い器が、
あります。この日は、駅舎前で イベントが
行われていました。
これは、ブルーウイングもじ
全国で ただ一つの歩行者専用の
はね橋です。ブルーバイオレットと
旧門司税関の赤煉瓦色とが、美しい
コントラストを見せてくれます。

橋の間に見える けったいな船は、
土星をイメージした 世界初の揺れない
双胴船です。
 写真では 分かりにくいのですが
(ほんまにわかりにくいなあ) 対岸の手前
小さくて、ひらっべったい島が 厳流島です。
宮本武蔵と佐々木小次郎との決闘の島として
有名ですね。。
大正10年に三井物産の接客、宿泊施設
として 建築された 旧門司三井倶楽部
です。
現在は、1階は、レストラン イベントホール
2階は、メモリアルルーム、林芙美子の
資料室等が、あります。
(写真左の女性の方が、添乗員の今城さん
でーす。自称 ちょっとポッチャリの飯島直子似
です。3日間よろしくね)
2階 アインシュタイン博士の宿泊された
メモリアルルームです。こちらに 夫婦で
宿泊されました。大正11年(1922)のことでした。

各地を 講演され旅行された博士は、日本人の
優しさ、勤勉さ、優秀さを評価されていた
そうです。
2階 メモリアルホールにあった洗面器
です。この洗面器で アインシュタイン
博士も 顔を洗ったんかいな?

古さを感じさせない とってもオシャレな
蛇口ですなー。。
こちらは、同じ部屋にあった 腰掛け
便器です。ハイタンク方式ですね。
タンクと 便器の蓋が、木製です。
ひじょうにめずらしいですね。腰掛けて
何を 思ったんでしょうかね。

門司港レトロをもっとくわしく知りたい方は、
こちらへ クリックしてね。

門司港レトロ倶楽部
高速道を 走って熊本県 北部に
位置する 山鹿(やまが)にやって
きました。かつて 九州北部有数の
大穀倉地帯で、文化の中心として
栄えました。近世においても 交通の
要衝として 中央文化を受け入れ繁栄を
続けてきました。こちらは、銀行跡を
山鹿灯篭民芸館としています。
和紙と糊だけの。。。技

山鹿を代表する 山鹿灯篭は、和紙と
少量の 糊だけで作る室町時代から
伝わる伝統工芸です。毎年8月15,16日
に 山鹿灯篭祭りが、開催されます。
祭りでは、浴衣姿の女性が、灯篭を
頭に載せて 優雅に 踊ります。
上の灯篭を作る 紙のパーツです。
本当に 細かい作業です。
紙と紙を糊付けする いわゆる糊しろが
ありません(紙の断面同士を糊で つけます)
すっげー 技術ですわ。

(わっしには、できましぇーん)
一人前になるのには、約10年くらい
かかるそうです。
後継者の育成が、たいへんだそうです。
こちらは、神殿造りです。
これも 和紙と 糊だけで作っています。
細部まで ほんとうに精巧につくって
います。写真では、うまく表現できませんが
すんごいです。(一見の価値有りですわ。。)
こちらは、明治43年(1910)に建てられた
八千代座です。
和風建築の粋と洋風建築の長所を取り入れた
芝居小屋です。
間口29m 奥行き35m(延べ面積
1487m2) 収容人員 約650人の芝居
小屋です。昭和40年代より閉鎖されて
いましたが、山鹿市などの援助により
復興され 昭和63年には、国の重要
文化財と指定されています。
天井には、当時めずらしいシャンデリア
1階には、木の棒で仕切られた 桝席
2階にも 3方を取り囲むように座敷があります。

舞台中央には、廻り舞台があり 舞台の
地下部分(奈落)の仕掛けの装置や、花道下の
地下通路を見学することができます。
これは、天井部分の極細色鮮やかな
天井広告です。現存する他の芝居小屋
には、見られないものです。呉服屋さんの
広告が、多いです。
これより 今夜の宿の菊池温泉へ
1300年の歴史を持つ温泉郷。。
柔らかな 無色透明の湯は、艶やかな
湯上りを 体験できまーす。宴会も
盛り上がって 1日の疲れもとれました。
(ほんまかいな?のみすぎ、食べ過ぎ
2次会でのバカ騒ぎで 少々おつかれ。
そして ホテルに帰って 日本-クロアチア戦が
引き分けで また 疲れが。。)
宴会写真は、当局の検閲により
削除されました。(残念。。)
はーい、今日は,まずは阿蘇へと向かいます
雄大な景色ですねー。
わたしゃー 中学校の修学旅行以来じゃけー
35年ぶりじゃろーかなー。阿蘇ファームランドへ
寄って 阿蘇ロープーウェイで火口の近くへと
行く予定じゃったが、なーんとガスが 発生して
入山禁止で 近くへ行かれん。
(あらら、、、こんなに 天気が いいのに残念)


風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館
くわしくは、クリックしてね。
しかし、そこは、プロですねー。
添乗員さんと ガイドさんの提案で
阿蘇高原近くにある 
風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館に寄る
ことになりました。
私達は,よく知りませんでしたが,大野さんは、
45歳の時に 農作業中に 機械により両手を
切断されましたが 両手に義手をつけ 詩、書
そして絵をかかれ また全国各地で講演されて
いるそうです。そして たまたま 今日 本人が、
いらっしゃるということで、館内ホールにて
講演をしていただきました。それまで 詩や
絵など 書いた事がなっかたということが、
うそのような すばらしい作品の数々。。
こういう 機会にめぐり合えて 本当によかった。
はーい 話は、もどって 水道屋さん。
こちらは、阿蘇 飯田高原近くの便所で見た
ステンレス製の 洋風便器です。
どないして 作ってもろうたんかな?
同じく ステンレス製の小便器です
わたしゃー初めて 見ました。特注じゃけー
えらい 高いんじゃろうね。

ひょっとして ほかにもと思って 別を見れば
うぉーー。。ステンレス製の和風便器です。
便器の事を 思いつつ 大分 うみたまごへ
到着(以前は、マリーンパレスと言ってました)
最近 新しく 改装されました。
目の前には、別府湾、背にそびえる高崎山
子供達が、いたら きっとよろこびますよ。
母さんこんなところで なにしとん??

じゃなかった、 芸達者な セイウチ君でした。
この他にも イルカやコアラ、多種多様な
魚たち。実験ホールや キッズコーナーなどが
あります。
さてさて 便所探索ですよーん。
さすがに 最近できた施設ですね。
センサー式一体型壁掛け小便器

壁のまーるい タイルが、水族館らしいです。
こちらは、洗面カウンターです。
白いカウンター、壁の青いタイル 、洗面器の
色合いが、非常にコントラストとなって
おしゃれですねー。
鏡も面白い デザインです。。
こちらは、多機能トイレです。
写真では,分かりにくいですが,
右側に 折り畳みシートもあります。

うみたまごを もっと知りたい方は
ここを クリック
             うみたまご
はーい 2日目の宿は、、別府温泉です
ここも わたしゃー 中学以来です。
それにしても 別府のまちは、大きな町じゃね。
大分市かと おもったで。。。
今日の宴会は、健全なカラオケ大会


しかしながら宴会写真は、当局の検閲により
今回も削除されました。(なはは。。。)
さーて 3日目の今日は、TOTO小倉工場の
見学です。私も 20年ぶりの訪問です。前回
行きました衛生陶器工場は、新しい工場に
生まれ変わっていました。清潔な工場内で
高品質の製品を生み出している工程が、
見学できて ひじょうに 勉強になりました。

ただ、工場内は、写真撮影禁止で 工程を
説明できないのが 残念ですが。。
こちらは、 工場内にあるトイレ博物館です。
こちらは、昔のしびん、携帯便器 のような
ものです。
こっちは、木製のハイタンクです。
門司の三井倶楽部の2階にあったものに
よく似ていますね。
こちらは、昔の洋風便器です。
この他にも たくさんの展示品があった
ようですが、東京のイベントにたまたま
貸し出し中だったので 機会あれば また
見たいですね。。。
左が、小便器の製品です。
右が、焼き上げる前の同じ小便器です。
焼きあがると約10%小さくなります。
おもしろいですね。。
洋風便器の断面が分かるように 透明にして
ある実験用便器です。ここに擬似汚物を入れて
実際に 流して見ます。見学の子供達が
一番喜ぶ コーナーだそうです。。
工場見学が、終わり 帰路へ。
その途中 下関で途中下車して 休憩
下関へは、門司より関門トンネルの地下歩道を
歩いて渡ってきました。(初めての体験じゃ)

左は、壇ノ浦の 源氏 平家の記念像です
この近くで ボランティアの女性の方が、
源氏と平家の合戦の紙芝居をしていましたよ。
さてさて 2泊3日の楽しい旅行も 終わり
明日から 仕事でーす。
(普通の水道屋さんにもどりたーい。ナンノコッチャ)

おおーっと 嫁はんの 土産がない。
帰りのSAの売店で 必死で土産を買いまくる
水道屋さんであった。。。(トホホ)

最後に 今回の旅行を企画してもらいました
両備高速観光鞄Y乗員の今城さん
ドライバーの有井さん 3日間 ほんとうに
ありがとうございました。
また 素敵な旅行で会える事を願って。。。 

   by 福山の水道屋さん