2020-08-26更新
洋風便器vs和風便器?
「和式」と「洋式」が逆転したのは1977年
フタが自動で開く、座ると便座は当然のように温かい、立ち上がると自動で水が流れる、
離れると自動で脱臭する──。
実はここに至るまでには長く険しい道のりがありました。
「TOTOの和式便器と洋式便器の出荷台数が逆転したのは、1977年。
37年前はまだ和式便器が半分でした。長い年月を経て、
じわじわと日本人の生活スタイルが変わっていったのです」
日本で初めて洋式便器(水洗腰掛け便器)を国産化したのは、TOTOの初代社長 大倉和親氏
1914(大正3)年のことでした。100年前に洋式便器が日本にあったのは意外ですね。
あくまでも帝国議会議事堂や高級ホテル、富裕層の洋館などに設置されていた程度。
一般家庭や企業、学校はずっと和式が主流でした
そもそも日本の生活スタイルにはイスの文化がありませんでした。
なじみのないスタイルに加えて、洋式便器の使い方がわからない。
「たとえば iPhoneなら使っている人が周りにたくさんいるので、目にする機会が多く、
どのように便利かがわかります。しかし、トイレは個室で使うもの。
使い方は人それぞれで、ほかの人がどう使っているのかわからない。
だから自分が使い慣れていないトイレを目の前にすると、戸惑ってしまう」。
ですから 昔の便器には こんなシールが、貼ってありました。(笑)
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