大人の修学旅行 in 黒部ダム
大人の修学旅行 in 黒部ダム
黒部ダム 最初に訪れたのは 私が 高校生の修学旅行。
昭和50年 そう カープの初優勝の頃でした。もう45年も
前の事ですね~。 その圧倒的な大きさは よく覚えています。
これを 人が 作ったんだと??
そんな 黒部ダムを 大人になって訪れました。。
黒部ダムは、富山県東部の立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された
水力発電専用のダムです。 1956年(昭和31年)着工、171人の殉職者と
7年の歳月をかけて、1963年(昭和38年)に完成しました。貯水量2億トン。
東京ドーム160杯分
放流時は 圧倒的な迫力です。夏シーズンは 運よく見る事ができますよ。
黒部ダム建設の経緯は第二次世界大戦後の復興期にさかのぼります。
当時、関西地方は深刻な電力不足により復興の遅れと慢性的な計画停電が続いていました。
関西電力 太田垣社長(当時)は「黒部しかない」
「関西の消費電力を一気に賄える」「工期7年、遅れれば関西の電力は破綻する」と決断
資本金の3倍(最終的に5倍)の総工費で臨みました。
高さ 186m
幅 492m
黒四ダム建設 ヒストリー。
1950年代、戦後復興が進み、関西圏では深刻な電力不足に陥っていた。
危機的状況の中、関西電力が社運をかけて挑んだのが黒部川第四発電所プロジェクトです。
通称「黒四ダム」と呼ばれるダム建設は、幾多の困難な局面を乗り越え成し遂げられたプロジェクトであり、
日本の土木の歴史に燦然と輝く偉業として今に伝えられています。
着工は1956年。「黒四ダム」建設は当初から厳しい難工事であることが予測された。
「黒四ダム」建設の地は日本の屋根といわれる北アルプスの山中。
3000m級の山並みが連なり、1年の半分は5mを超す雪に埋もれてしまう人間を拒絶する秘境です。
国内有数の多雨地域であり、黒部川は標高3000m近い高所から短い距離を海まで一気に流れる急勾配をなしており、
電源開発には屈指の好条件を備えていたのである。
人を寄せ付けない 黒部の自然!
1956年(昭和31年)着工当時、「電力開発は1万kW生むごとに死者が1人でる」と言われていた。
完成時、25万kWを生み出した黒部ダムの建設工事で171人の殉職者を出したことは、人が行くこと自体が
当時命がけだった秘境の黒部峡谷でのダム建設の困難さを示している。
殉職者の慰霊碑
総工費は建設当時の費用で513億円。これは当時の関西電力資本金の5倍という金額である。
作業員延べ人数は1,000万人、工事期間中の転落やトラック・トロッコなど労働災害による殉職者は
171人にも及んだ(建設現場以外でも、宿舎(飯場)が雪崩の被害を受け87名死亡している)。
まさに関西電力にとって 社運を賭けた
一大事業でした。
第1工区…間組
黒部ダム、取水口、導水トンネル、大町トンネル(現・関電トンネル)、御前沢渓流取水工事。
第2工区…鹿島建設
骨材製造工事。
第3工区…熊谷組
関電トンネル、黒部トンネル、導水路トンネル工事。
第4工区…佐藤工業
黒部トンネル、導水路トンネル、調圧水槽、トラムウェイ・ロープウェイ工事。
第5工区…大成建設
水圧鉄管路、インクライン、黒四発電所、変電所開閉所、放水路、上部軌道トラムウェイ・ロープウェイ工事。
黒四ダム工事は トンネル工事と並行しての 発電所工事も
行われました。 写真は 黒四発電所。
黒部峡谷のダム建設現場では「黒部にケガはない」と言われていた。工事のミスは即、死 を意味した。
必要資材は 甲子園球場 6杯分
冬場は 零下20度
苦闘の連続です。
日本土木史に残る破砕帯との死闘
1956年8月に始まった工事は、当初は極めて順調に推移
当時のトンネル掘進の日本記録を塗り替えるスピードで進みました。
ところが1957年5月、扇沢の坑口から1,700mほど掘り進んだ地点で、地下水を大量に
溜め込んだ軟弱な地層である破砕帯に遭遇。
切羽からは摂氏4度、最大毎秒660リットルの地下水と大量の土砂が噴出し、
掘削作業は中断せざるをえない状況に陥りました。出水と崩落する土砂。
黒部の状況が日本中に報道され、黒四建設を危ぶむ世論が高まるなか、
工事に携わる者たちは決してあきらめることなく、持てるすべての知識と経験を結集し、
この破砕帯に果敢に挑み続けていました。
距離 わずか80mの破砕帯に対して
7か月の苦闘
この苦闘を描いたのが 映画 「黒部の太陽」
主演 石原 裕次郎 三船敏郎
1968年 公開
その年の 邦画 1位でした。
熊谷組の トンネル工事の苦闘を 描きました。
しかーし!
この 人間を寄せ付けない 秘境黒部は
まさに 自然の宝庫ですね。あらためて そう思いますね。
秋の紅葉
おー、5mの雪の壁
トロッコ列車
最後は、やっぱり温泉三昧。。
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